筑協の活動

令和7年度 第2回つくば機関⻑等会議

日時令和8年3月13日(金)15:30~16:50
場所つくば国際会議場201会議室
参加者数47名(27機関)※懇親会33名

内容

冒頭のあいさつにおいて佐藤会長から、つくばは多くの国の研究機関が集まっていることが大きな特徴であるとして、昭和48年の閣議決定を紐解き、高水準の教育・研究機関が相互に有機的連携を保ちつつ効率的に教育と研究を行っていくことがうたわれていることを引用し、この度は筑波大学から有機的連携に関する新たな提案があり、議論の場をセットした旨の説明がありました。またそれに先立ち、第7期科学技術・イノベーション基本計画の状況についても紹介があることに触れられ、将来に向けて忌憚のないご議論をいただけるようあいさつの中で述べられました。

内閣府科学技術・イノベーション推進事務局から根津企画官を招き、令和8年度から始まる第7期科学技術・イノベーション基本計画の検討の経緯や状況について、説明を受けました。現在、政府では策定に向けて最終局面にあり、まずはそういった議論の前提として、近年研究開発スピードが加速しスタートアップの存在感もとても増してきていること、量子コンピュータなどの新たなテクノロジーが社会に大きな変革をもたらし注目されるようになってきていることなど、新たな計画を作るうえで重視されていることについてあらためて説明がありました。研究開発投資は着実に増加しているものの、他の主要国との比較で不安があることや論文数、Top10%補正論文数も後退もしくは低い傾向にあることなどの分析がなされ、新しい計画の策定検討において重要な指標になっている点などについて紹介がありました。また計画を考えるうえで大きな柱として、科学の再興、技術領域の戦略的重点化、国家安全保障との有機的連携、イノベーション・エコシステムの高度化、戦略的科学技術外交の推進、推進体制・ガバナンスの改革を示し、議論となっているポイントや計画の中に盛り込まれる方向性について説明がありました。とくに、筑波研究学園都市については、具体的な文言が計画に盛り込まれる方向で調整が進んでおり、研究機関等が集積するつくばにおいては、つくば機関長等会議など機会をとらえて、今後の連携の在り方についてより議論を深めていくことがとても重要であり、そういった期待も述べられました。今後5年間の研究開発投資目標について、第6期の実績、また諸外国が伸ばしてきていることについて質問があり、挑戦的な目標を掲げられるよう調整を進めているという回答がありました。

続いて、筑波大学の加藤理事・プロボストから、筑波研究学園都市を中心とした研究機関間の共創に関する構想について説明がありました。これまで連携大学院を拡大していこうという話し合いから始まり、次世代研究者育成体制の強化に向けた構想ができあがり、各機関から連携大学院にとどまらず創造研究や産学連携など様々なことを一緒にやっていきたいという方向性がでてきたこと、そしてあらためて個別に各研究機関をまわって相談してきた経緯について述べられました。そのうえで、この共創体をみんなでどういう内容にするかを議論するための会議体として、筑波研究教育機構(仮称)構想協議会発足式を3月23日に開催するとの情報共有などがありました。説明後の意見交換において、応用や社会実装に力をいれている研究機関側としては、基礎研究など強みのある大学と今まで以上に連携をしていきたい、また様々なインフラを研究機関側は整備しているので活用してほしいといった意見や会議体がいくつもあるので整理が必要ではないかといった意見もあげられました。

産業技術総合研究所の小原副理事長からは、オープンイノベーションAI “Bibbidi(ビビディ)”の活動紹介がありました。研究機関、大学機関から情報をいただき、企業のニーズとマッチングさせることを、AIを使ってやっていく、シーズアウト機能の強化を目指していることについて説明がありました。

文部科学省の福井審議官からは、研究交流センターについて、約1年後の令和9年4月以降の会議室の仮予約は受け付けずに、今後の運用について筑協においても意見交換をしながら検討していくとの情報共有がありました。

最後に、事務局から筑協ホームページをリニューアルし、オールつくば情報発信サイトとしての公開をこの1月から開始したこと、また外国人研究者等の帯同者支援に関するワンストップ窓口をつくばグローバル・イノベーション推進機構で開始したことについて、情報共有がありました。これまでのつくば機関長等会議における議論をうけ、国内外から優秀な研究者等がつくばに来て活躍してもらうための取組として、関係機関との協力により実行に移すことができたことについての感謝の報告があり、会議は終了となりました。

当日の様子

会議にて佐藤会長挨拶
懇親会にて五十嵐市長挨拶
懇親会にて国環研木本理事長挨拶

筑波研究学園都市交流協議会は、産学官民が連携し、真に住み良い成熟した都市づくりを目指しています。この取り組みに参加し、未来のまちを一緒に育てていきませんか?