筑波研究学園都市とは

科学の街TSUKUBA

TSUKUBA
SCIENCE CITY

東京都心から北東に約50km、成田国際空港から約40km、北に筑波山、東には日本第2位の面積の湖である霞ヶ浦があり、豊かな自然環境に囲まれた、関東平野の平坦な台地に筑波研究学園都市はあります。

1970年代から、東京の過密緩和、高水準の研究・教育の拠点形成を目的として、国の試験研究機関等の計画的な移転が開始され、都市施設の整備、民間企業の進出等が進みました。1985年に開催された国際科学技術博覧会(つくば万博)では、国内外から2033万人が訪れ、日本に科学のムーブメントがここつくばから巻き起こりました。

2005年には、秋葉原とつくばを45分で結ぶ新都市鉄道「つくばエクスプレス」が開通、また2015年には首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が整備され成田空港へ直結し、交通利便性も飛躍的に向上しました。

2016年にはG7茨城・つくば科学技術大臣会合、2019年にはG20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合の開催地になるなど、科学の街として実績を着実に積み重ね、2022年には「スーパーシティ型国家戦略特区」の指定を受け、未来社会を先行的に実現する都市として注目を集めています。

現在約150の研究機関で働く研究従事者は約2万人、外国人研究者・留学生は約5000人滞在しており、世界有数の優れた人材が活躍する都市として今なお発展を続けています。 (1)

©JAXA

科学の街TSUKUBA

国際色も豊かなこの街からノーベル賞受賞者も生まれるなど、世界的な科学技術拠点都市であり、ほかの地域や市町村には類を見ない特徴のある街といえます。

市内には科学技術に関する体験型展示物のほか、世界最大級のプラネタリウムを有するつくばエキスポセンターやJAXAに代表されるような常設展示を行う研究施設も数多くあり、夏休みや科学技術週間にはそれぞれの研究施設が一般公開を行うなど、最先端の科学技術がとても身近に感じられる街です。

また、計画的につくられたきれいな街並みは住環境にも配慮されており、特に公園の多さと歩道の広さは大きな特長です。つくば駅から南北に延びるペデストリアンデッキ(歩行者専用道路)は総延長約48キロメートルあり、歩行者と自転車で分かれているところも多く、ベビーカーを利用する人などを含めて歩行者がより安心して通行できます。

カフェやパン屋さん、バーなども充実しています。こうした店が多いのは、国内のみならず海外からの研究者等が多く在住しまた訪れるため、彼らの文化や嗜好に合ったものが伸びてきているからと言われています。また茨城は小麦、果物、野菜といった新鮮な農産物が手に入りやすい環境にあることも、お店が独自の進化を遂げている要因といえます。

利便性、生活のしやすさ、週末の楽しみ方など、科学の街TSUKUBAの魅力を紹介します。

都心への交通アクセス

つくばエクスプレス(TX)がつくば駅から秋葉原駅までを最速45分で結んでおり首都圏へのアクセスが非常に良好です。TXはほぼ高架や地下を通っていて踏切がなく、遅延が少ないため比較的安定した運行が行われています。

自動車の場合、常磐自動車道を利用することで都心や水戸方面へのアクセスもスムーズです。さらに圏央道を利用することで、埼玉や千葉方面への移動も容易で、成田空港へは高速バス利用1時間10分で移動できます。

優れた交通アクセスは、仕事や学業の選択肢を広げ生活の質を大きく向上させるばかりでなく、日々の生活に時間的な余裕をもたらし、レジャーや買い物にも大きなメリットとなります。 (2)

生活のしやすさ、利便性

つくば市の人口増加率は、2025年1月1日現在で、特別区を除く市のなかで全国1位となりました。全国でも住みやすさはトップクラスで、住みよさランキングでは常に上位にランクされています。(3)

都心へのアクセスの良さに加え、生活しやすさ、利便性もあげられます。研究・教育機関を対象に行ったアンケート調査によると、7割以上の職員がつくば市内で暮らしており、つくば市で勤務・活動していることの満足度は、「非常に満足」、「満足」をあわせて8割を超えています。その理由として、①通勤の快適さ・職住接近、②自然・緑の豊かさ、③住みやすさ・生活環境があげられています。

つくば市PRアンケート_2025.5つくば市

ショッピングモールや大型スーパー、飲食店が集まった複合商業施設が市内各所にあり、ショッピングやグルメを気軽に楽しむことができます。つくばは「パンの街」としても知られ、焼きたてパンを味わえるベーカリーやおしゃれカフェも充実しています。とくに地元産の野菜や果物を使った季節のタルトやケーキ、厳選豆のコーヒーをゆっくり楽しめる店が人気です。

市内中心部にある「ノバホール」では、海外から招待された国際的なミュージシャンのコンサートが開催されています。市立図書館と美術館を組み合わせた「つくば文化会館アルス」や、市民センターとして建てられた「カピオ」には、スポーツや演劇の施設が整っています。つくばセンタービルにあるコワーキングスペース「co-en」は、カフェ&バー、シェアキッチン、イベントスペース、レンタルオフィスなど様々な用途での利用が可能で、多様な働き方や活動をサポートする先進的な街づくりも進んでいます。

スポーツ施設も数多く存在し、誰もが気軽に利用できる環境が整っています。プール・テニスコートなどのスポーツ施設を備えた総合公園やフィットネスジムもあり、健康的なライフスタイルのサポートも充実しています。筑波大学病院や筑波メディカルセンターなど医療も充実しており、安心して暮らすことができる街といえます。 (4)

教育・子育て環境が充実

若い世代も増えており子育て世代が多いのも特徴です。保育所や幼稚園などの新設が進み、子育て相談や交流の場などの子育て支援拠点も各地にあり、生活や子育てに心強い施設やサービス、環境が整っています。

市内の学校では、ICT教育などさまざまな先進的教育にも力を入れており研究所の職員が授業で研究内容の講義をしたり、科学を楽しむ体験型イベントが開催されたりするなど教育環境も充実しています。つくばSTEAMコンパスでは、子どもたちが自発的につくばの科学教育リソースにアクセスし、興味・関心に応じた情報(研究者、科学教育イベント等)を知ったり、相談できたりするオンライン環境を提供しており、継続的な学びを支援しています。 (5)

豊かな自然に囲まれた環境の中で子どもたちの感性や健やかな成長も期待できます。広々とした芝生の公園や遊歩道では、子供たちは安全に自然を楽しむことができます。洞峰公園や中央公園では四季折々の花々や木々を楽しめ、自然の中でのピクニックや遊びが行われています。また、つくばの象徴でもある筑波山には幼稚園や小学校の遠足でも訪れることが多く、自然の恵みを小さいころから味わうことができます。 (6)

「つくばエキスポセンター」では、最新の科学技術や身近な科学に触れることができ、科学のおもしろさを体験できる展示もたくさんあります。他にも「地図と測量の科学館」や各機関で研究内容を展示するブースなども豊富にあり、予約をすれば見学できる施設も数多くあります。こういった研究施設をバスで巡る「サイエンスツアー」も人気です。さらに縄文・弥生時代の遺跡跡や文化史跡もあり、季節ごとに様々なイベントが開催されるなど、地域の文化や伝統を体験することができます。 (7)

都市機能と自然の豊かさが融合した街

つくばには随所に大きな公園があり、また約48kmに及ぶ「ペデストリアンデッキ」が公園と住宅地、学校、文化・商業施設などを結んでおり、植生に囲まれた環境はウォーキングや自然観察、リフレッシュにも最適です。

つくば市の北側に位置する筑波山は、つくば駅からバスに乗って30分程度で行くことができ、美しい姿としても知られる登山やハイキングが気軽に楽しめる人気スポットです。筑波山の麓には梅林の上を滑走するジップスライドが魅力のアスレチックができる場所もあります。また、つくば霞ヶ浦りんりんロードという霞ヶ浦から筑波山までつながっているサイクリングコースが整備されており、多彩なライドイベントも行われています。

つくばは、都会的な利便性とのどかな田舎暮らしの両方を楽しめる人気の地域として注目されています。 (7)(8)

多くの外国人が暮らす街

市内には、世界有数の研究機関が集積していることから、研究者や留学生などの多くの外国人が居住しています。その数は、2023年12月1日現在、144カ国から12,663人に上り、市全体の人口の約4.9%にあたります。日本全体では約2.2%であることと比べると、つくば市の外国人の割合はかなり高いといえます。

このような状況を踏まえ、「外国人・日本人の区別なく、すべての人にとって住みやすいグローバル都市」を目指し、国際交流の事業が数多く行われています。具体的には、外国人市民の生活支援の充実や多文化共生の推進、海外都市との連携促進などの取り組みを進めています。

つくば市国際交流協会は、「世界お茶のみ話」イベント、料理教室、日韓青少年交流などの文化交流事業のほか、外国人のための大人とこどもの日本語講座などの外国人生活支援事業を行っています。

スーパーサイエンスシティTSUKUBA

スーパーシティとは、AI(人工知能)やビッグデータ(膨大な量の情報の集合体)等の未来技術を活用することで、生活の中の「困りごと」の解決を図り、住民が「住みたい、住み続けたい」と感じるより良い未来社会を実現することを目指し、データの利活用と規制・制度改革を推進し、暮らしを支える様々な最先端サービスを地域に社会実装していく取組です。つくば市はこれまでの取組や提案が認められ、2022年4月12日に政府から「スーパーシティ型国家戦略特別区域」として区域指定されました。

つくば市は、住民のつながりを力にして、大胆な規制改革とともに先端的な技術とサービスを社会実装することで、科学的根拠をもって人々に新たな選択肢を示し、多様な幸せをもたらす大学・国研連携型スーパーシティの実現を目指しています。

つくばスーパーサイエンスシティ構想

研究交流と多彩なイベント開催

大学、研究機関同士の交流

ランチミーティング

大学、研究機関同士の情報交換や交流の場として、ランチを交えながら大型実験施設や研究開発の様子を互いに紹介しあうことを目的としたミーティングを定期的に行っています。こういった場を利用して、つくば地域の更なる発展について議論が交わされ、また様々なテーマで意見交換が行われています。

研究者と住民の交流

サイエンスカフェ

つくばにある様々な研究教育機関が、駅前など身近な場所で、研究者と市民が科学の楽しさについて気軽に語り合う場を提供しています。より多くの市民に研究成果や存在意義を伝え、科学を身近に気軽に楽しんでもらうため、異なる研究分野のコラボなど趣向を凝らした内容で、最近では来訪できない方向けにYouTubeによるLive配信も行われています。現地でも配信でも、お茶を片手に、気軽に科学を楽しむ機会が充実しています。

科学技術週間で最先端の研究に触れる

毎年4/18の「発明の日」を含む1週間は、文部科学省が定める「科学技術週間」とされており、科学技術について広く国民の理解と関心を深めること目的として、各地で科学技術関連行事が行われています。大学・研究機関の集まるつくばにおいても、施設の一般公開や、研究者によるトークライブ、ワークショップなど、市民が最先端の研究に触れることができる機会となっており、つくばの魅力の一つとなっています。毎年、そのプレイベントとして、大学・研究機関の研究者等がつくばセンター広場、つくばセンタービルco-enに集結し、最先端の研究成果や技術の世界にふれることができる様々なプログラムが行われています。次の世代や未来に向けて、さらなる科学技術の発展を目指して、つくばならではの学びと体験ができる機会となっています。

ビジネス交流

つくばスタートアップパーク

つくばスタートアップパークは、大学や研究機関が集積するつくば市の強みを活かし、テクノロジー系のスタートアップ支援を核とした多様な起業ステージに対応するインキュベーション施設です。起業家、大学や研究機関、投資家、金融機関等のスタートアップに関わる多様な人々が集まり交流する、つくばのスタートアップ推進拠点となっています。

つくばスタートアップパーク

国際交流

世界お茶のみ話

つくば市には、実に多くの国の人達が居住しており、世界で活躍する日本の人も多く、ひとり一人様々な背景を持っています。ゲストを迎えて母国の歴史、文化、国の現状と課題、課題に対する考え方や取り組み、つくば(日本)との係わりなどを紹介し、参加者と共有するイベントが行われています。

世界お茶のみ話|つくば市国際交流協会

Tsukuba City Chat Cafe

Tsukuba City Chat Cafe は筑波大学の留学生と英語でおしゃべりを楽しむ定期イベントです。

Tsukuba City Chat Cafe|つくば市国際交流協会

最先端研究を行う研究機関の魅力

筑波大学

筑波大学は東京教育大学の筑波研究学園都市への移転を契機に「開かれた大学」として発足しました。門やフェンスのない、文字どおりの「開かれた大学」としてだけでなく、学内組織運営においても実質的に「開かれた大学」となっています。筑波大学では部局間の壁が他大学に比べるとはるかに低いのです。教員組織体制も、大人数からなる「講座制」ではなく、少人数の「グループ制」を採用していることから、教員や研究者が共同研究を自由に進めやすい仕組みとなっています。医学、生物学と工学などとの連携が進み、学際的研究が大きく育っています。

動画で見る筑波大学 - 筑波大学

筑波大学には、睡眠覚醒機構の解明と睡眠障害治療戦略の確立を目指す世界トップレベルの研究拠点として設置された「国際頭脳循環 IIIS(国際統合睡眠医科学研究機構)」があり、国際頭脳循環を活動の強化策として位置付けられています。睡眠・冬眠のメカニズム解明と、睡眠障害の予防・診断・治療法開発を目指しています。米国式の「デパートメント(学部)」の長所を取り入れたオープンラボ形式の組織で、年齢やキャリアに関わらず優秀な研究者が活躍できる自由な環境が特徴です。神経科学、創薬化学、実験医学を融合した「睡眠医科学」の研究を推進し、人類の健康増進に貢献することを目指しています。海外からの研究者を招聘し、国内外の研究者が国境を越えて連携・協働する場を設けることで、最先端の睡眠医科学研究を推進しています。

International Institute for Integrative Sleep Medicine, University of Tsukuba

高エネルギー加速器研究機構

加速器を用いた基礎科学研究を行う「大学共同利用機関法人」です。自然界の法則や物質の基本構造を探求するため、国内外の研究者に大型加速器などの研究設備を提供し、素粒子・原子核物理学、物質構造科学、物質の基本構造、そして加速器科学の先端研究などを推進しています。大学共同利用機関として研究設備を共同利用の場として提供すると同時に、理論と実験の両面から世界をリードする研究活動を行い、人材育成にも力を入れています。

物質・材料研究機構(NIMS)

NIMS(ニムス)は、物質・材料科学の研究に特化した国立研究開発法人です。
エネルギー、環境、医療、インフラ、モビリティ――私たちの暮らしを支えるあらゆる技術は「物質」と「材料」で成り立っています。NIMSはそれらの基礎・基盤研究だけでなく、成果の普及とその活用の促進まで総合的に行っています。
社会の発展は常に物質・材料科学の進歩とともにあり、いま、地球規模の環境・資源問題の解決に向けたカギとして、その重要性はいっそう高まっています。NIMSは「材料で、世界を変える」というヴィジョンのもと、持続可能で豊かな社会の実現を目指して、世界最先端の研究を続けています。

NIMSはこんな研究所 !

農業・食品産業技術総合研究機構

農研機構(のうけんきこう)は、我が国の農業と食品産業の発展を目的とした研究機関で、日本の農業技術開発において中核的な役割を担っています。つくば市に本部を置く農研機構は、1893年に設立された農商務省農事試験場を起源とし、多くの試験場を統合して2001年に独立行政法人として発足しました。その後、他の法人との統合を経て2016年から現在の形になりました。多様な作物の生産性や品質の向上、新たな価値創造のため、基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行い、地域ごとに多様な気候風土や農業資源を高度に活用した、持続可能な食料生産システムの構築と、地域社会の活性化を目指しています。

国土交通省国土技術政策総合研究所

住宅・社会資本分野における唯一の国の研究機関として、技術を原動力に、現在そして将来にわたって安全・安心で活力と魅力ある国土と社会の実現を目指すことを使命として掲げる研究機関です。防災・減災、環境保全、気候変動適応、下水道、河川、土砂災害、道路交通、建築、住宅、都市計画、港湾、空港など、幅広い分野での調査・研究を行っています。とくに、敷地内に設置されている試験走路は、全長6,152mで、直線部分やカーブ部分が含まれており、直線部分はコンクリート舗装(2,192m)とアスファルト舗装(693m)で構成されています。試験走路では、様々な道路条件を再現し、実際の道路での状況をシミュレーションしながら道路や車両に関する研究が行われています。試験走路は道路構造令などの技術基準に基づいて設計されており、実際の道路環境を再現することで、道路の走行性、安全性、環境保全に関する実験が行われています。また、防護柵や緩衝施設等の交通安全施設の性能を確認するため、実際に車両を衝突させる実験を行うなど、より安全で効率的な道路設計や技術開発のために使用されています。

産業技術総合研究所

産総研(国立研究開発法人産業技術総合研究所)は日本最大級の公的研究機関です。
ミッションは「社会課題解決」と「日本の産業競争力強化」。全国12拠点での幅広い研究と、傘下の株式会社AIST Solutionsと一体で進める社会実装が強みです。
「ともに挑む。つぎを創る。」をビジョンに、研究開発の総合力で経済・社会の発展を支えます。

産総研:産総研とは

国立環境研究所

国立環境研究所は、1974年(昭和49年)の設立以来、幅広い環境研究に学際的かつ総合的に取り組む、我が国の環境科学における中核的研究機関です。
地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備、その他の環境の保全に関する調査及び研究を推進することにより、環境の保全に関する科学的知見を得るとともに、環境の保全に関する知識の普及を図ることを目的としています。
また、環境政策への科学的知見の提供を通じて、行政や社会に貢献しています。

国立環境研究所

最先端の「つくば発」の科学技術情報を
「つくばサイエンスニュース」で!!!

筑波研究学園都市の大学、研究機関、企業等がプレス発表した、多岐の分野にわたる科学技術関連の研究成果等をWebで発信しています。科学担当の元新聞記者が、わかりやすい内容でニュース記事にして掲載しています。とくに、トピックスで紹介される、つくばで活躍する研究者の紹介は、研究成果や活動内容もさることながら、研究者の人間性やその研究にかける思いなど、とても丁寧な取材で心を動かされます。

つくばにゆかりのあるノーベル賞受賞者

朝永振一郎ともなが しんいちろう

1965年ノーベル物理学賞受賞

受賞理由
量子電気力学分野での基礎的研究
つくばとのつながり
東京教育大学(現在の筑波大学)名誉教授(1969年)

江崎玲於奈えさき れおな

1973年ノーベル物理学賞受賞

受賞理由
半導体におけるトンネル効果の実験的発見
つくばとのつながり
筑波大学学長(1992年)

白川英樹しらかわ ひでき

2000年ノーベル化学賞受賞

受賞理由
導電性ポリマーの発見と開発
つくばとのつながり
筑波大学教授(1982年)

小林誠こばやし まこと

2008年ノーベル物理学賞受賞

受賞理由
クォークの世代数を予言する対称性の破れの起源の発見
つくばとのつながり
高エネルギー加速器研究機構名誉教授(2006年)

つくばの歴史、文化と人々のくらし

筑波山麓から南に広がる一帯は、比較的平坦なひろい筑波台地で、気候にも恵まれ、自然災害も少なく古くから生産活動の一中心地だったことがうかがえます。この一帯には、縄文時代(約1.65万年前~紀元前4世紀頃)から既に人が暮らしていた痕跡が残されており、大きな河川に沿って海水が陸に入り込み、浅い海があったと考えられています。つくばにはそれを示す貝塚なども残っています。農耕が伝播してくると権力者が現れ古墳が作られました。この辺りには200基ほどの古墳が確認されています。特に信仰の対象として栄えた筑波山は、万葉集にも歌われ、江戸時代には物見遊山の場や門前町が発展し今でもその街並みが存在します。これらの地域は戦国時代から江戸時代にかけて栄え、現在でもその歴史的建造物が数多く残っています。また、小田城跡や平沢官衙(ひらさわかんが)遺跡といった史跡が残され、地域に根差した武家社会や地方の生活文化も息づいています。

1985年には筑波研究学園都市で「人間・居住・環境と科学技術」をテーマに総額6,500億円を投じた「科学万博つくば85’」が開催されました。開会式では、名誉総裁の皇太子殿下(当時、現上皇陛下)が「ここを訪れる人々は、人間と科学技術のかかわり方についてさらに考えを深められるでしょう」と大会宣言されました。科学の街つくばで開かれた万博は国内機関によって28のパビリオンが設けられ、海外からも47ケ国、37国際機関が出展するという、世紀の祭典となりました。 (9)(10)

参考文献

筑波研究学園都市交流協議会は、産学官民が連携し、真に住み良い成熟した都市づくりを目指しています。この取り組みに参加し、未来のまちを一緒に育てていきませんか?