筑協|筑波研究学園都市交流協議会|つくば サイエンスシティネットワーク

研究員による小中学校出前授業

令和3年度 講師プロフィール

サイエンスQは、青少年の科学技術離れ対策として、小中学生の科学技術に関する疑問に研究機関の研究員が答える出前授業です。

No.1 中沢 孝(ナカザワ タカシ)
所属機関  国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構
      広報部 客員
プロフィール
学  位: 博士(スポーツ医学)
職  歴: 1980年 宇宙開発事業団(NASDA)入社
      1991年 米国 NASAジョンソン宇宙センターの宇宙飛行士等訓練部門
          において長期研修を受講(1年間)
      2004年~2011年 JAXA有人宇宙技術部において、宇宙日本食の開発に従事
専門分野: マイクロ波工学、宇宙食、スポーツ医学
趣  味: ランニング、スクエアダンス、手作りロケット工作、献血
社会活動: 日本宇宙少年団リーダー
      一般社団法人 日本災害食学会 監事
      公益財団法人 日本宇宙少年団 理事

テーマ (例)
     宇宙へ行こう
     国際宇宙ステーションの生活と仕事
     月、そして火星をめざそう
     宇宙食の話
     宇宙飛行士のように災害にそなえよう

主な内容
 「宇宙はどんなところ」なのか、「どのように宇宙へ行く」のか、「ヒトが宇宙へ行くとどうなる」のか、「国際宇宙ステーションの生活や仕事はどのようになっている」か、「なぜ月や火星をめざす」のかなどについてわかりやすく説明します。
「国際宇宙ステーションで食べられている宇宙食やJAXAが開発した宇宙日本食」に焦点をあてて詳しく説明したり、宇宙食と災害時の食に似た側面があることに注目して、「災害に備えるための食のありかた」のような講演も可能です。

No.2 大塚 幸雄(オオツカ ユキオ)
所属機関 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
     バイオメディカル研究部門 脳機能調節因子研究グループ 主任研究員

プロフィール
1970年生まれ。千葉県柏市出身。大学の研究室でホヤと出会って以来30年間、ホヤを使って動物の体がどのような仕組みで形づくられるのかを知ろうと研究に取り組んできました。現在はホヤの末梢神経が作られる仕組みについて調べています。

テーマ 手作り顕微鏡で小さな世界を見てみよう

主な内容
    顕微鏡は生物学の研究になくてはならない研究機器です。
    その顕微鏡を身近な材料で手作りして、細胞や小さな生き物を観察しながら顕微鏡のしくみを学んでいきます。

No.3 小笠原 啓一(オガサワラ ケイイチ)
所属機関 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
     広報部 広報サービス室 企画主査
プロフィール
  1991年3月 早稲田大学大学院理工学研究科応用科学専攻博士課程修了
  1991年4月 通産省工業技術院繊維高分子材料研究所
  1992年1月 同 物質工学工業技術研究所
  2001年4月 特殊法人 NEDO 出向
  2003年7月 独立行政法人産業技術総合研究所
  ダイビングインストラクター
  サンゴ礁保護NPO事務局
  アートコミュニケーション推進機構監事

テーマ -柔軟に決定します-

主な内容
    エネルギー・環境教育などについて学ぶ参加体験型学習。

No.4 古賀 聖治(コガ セイジ)
所属機関 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 
     広報部 広報サービス室 総括主幹
プロフィール
1993年3月25日 名古屋大学大学院理学研究科博士課程後期課程修了
         大気水圏科学専攻 博士(理学)
2013年3月17日 科学コミュニケーション研修プログラム修了 No.0105 2017年1月11日 衛生工学衛生管理者免許証取得 教育第35-15号
2020年 4月 1日 環境教育インストラクター 登録番号Y200070
2021年 4月 1日 茨城県環境アドバイザー
2009年11月から2010年3月 第51次日本南極地域観測隊 夏隊員
2013年11月から2014年3月 第55次日本南極地域観測隊 夏隊員

テーマ 藻類が地球を冷やす(生物活動による地球環境の形成・維持)
    地球温暖化(人間活動による大気環境への影響)
    南極観測(自然環境、研究活動、観測支援など)

主な内容
    講師の体験や研究をもとに、テーマに沿った講義を行う。

No.5 小寺 洋一(コデラ ヨウイチ)

所属機関 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
     広報部 広報サービス室 テクニカルスタッフ
プロフィール
筑波大学(理学士(化学))、大阪大学(工学修士)、東北大学(博士(環境科学))
昭和63年 公害資源研究所 入所 石炭等有機資源の利用・化学反応の開発
平成6〜7年 通産省工業技術院ニューサンシャイン計画推進本部地球環境技術企画
      官付(併任)、地球環境政策に従事
平成7〜9年 文科省在外研究員(米国カルフォルニア大学デイビス校)、プラス
      チック分解研究
平成13年 産総研エネルギー利用研究部門 主任研究員、廃棄物のリサイクル研究
平成16年 同 環境管理技術研究部門に配置換え
平成25年 同 上級主任研究員
令和3年 定年により退職(環境創生研究部門 上級主任研究員)
現在 産総研広報部にて科学コミュニケーションに従事。京都工芸繊維大学客員教授、および上智大学大学院、創価大、関東学院大の非常勤講師、環境省中央環境審議会 専門委員として、環境・エネルギーの講義やプラスチック循環利用に関する政策討議に従事。

テーマ プラスチック:その生まれから利用、リサイクル

主な内容
    プラスチックの製造、廃棄、リサイクルでどう生まれ変わるかを解説する。
    また、リサイクル技術と社会の関りについても言及する。

No.6 阪口 健(サカグチ タケシ)
所属機関 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
     情報・人間工学領域 情報・人間工学領域
     研究戦略部 連携推進室 連携主幹

プロフィール
 1993年 大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻機械工学分野博士課程修了。博士(工学)。同年通産省工業技術院機械技術研究所入所、2001年の独立行政法人化を経て、現在、国立研究開発法人産業技術総合研究所所属。
 カメラやLRFなどの外界センサによる認識結果に基づいた移動や把持といったロボットの行動を計画・制御する研究に従事し、今年度より知的財産に関する業務を担当。
日本機械学会、日本ロボット学会、計測自動制御学会(SICEフェロー)、IEEE会員。

テーマ 産総研のヒューマノイドロボットについて

主な内容
    これまで産総研で研究開発されてきたヒューマノイドロボットを中心に、世界各国のロボットも交えながら、ヒューマノイドロボットの歴史や特徴、開発するのに何が難しいのか、どこが面白いのかなどを解説する。 (オンライン可)

No.7 竹下 直(タケシタ ナオ)

所属機関 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
     エレクトロニクス・製造領域 電子光基礎技術研究部門
     超伝導エレクトロニクスグループ 主任研究員


プロフィール
     小学生の頃は自転車ばっかり乗っていました。
     進化した現在は乗り物は何でも好きな感じ。

 

テーマ ぺちゃんこ実験室

主な内容
    大きな力をつくると、頑丈なはずの金属もぺちゃんこになり、物の性質も変化する様子を体験を通して学ぶ。

No.8 八巻 一成(ヤマキ カズシゲ)
所属機関 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
     森林管理研究領域 環境計画研究室長

プロフィール
1966年茨城県日立市生まれ。博士(農学)。
森林などの自然環境や自然資源の持続可能な利用と保全、およびそれらを活かした地域づくりについて調査研究をしています。主な著書は、『森林学の百科事典』(共著)、『「田舎暮らし」と豊かさ―コモンズと山村振興―』(共著)、『イギリス国立公園の現状と将来』(編著)、など。

テーマ 筑波山中腹にあった草原の変遷について

主な内容
 森林国と言われる日本では国土の3分の2が森林で覆われていますが、かつては阿蘇のように広大な草原が、森林に代わって広がっていた場所も多く見られました。こうした草原は、火入れや刈り取りなどの人間活動によって作られたもので、半自然草原と呼ばれます。縄文時代から維持されてきたと言われる半自然草原には、独自の生態系や人々とのつながりがありました。しかし、明治時代には国土の1割を占めていた半自然草原も、現在は1%程が残るばかりであり、茨城県でも今ではほとんど見ることができなくなってしまいました。消えゆく半自然草原はこれからどうなるのでしょうか、また、どのようにしたら残せるのでしょうか。半自然草原のこれまでの歩みと、これからについてお話しします。

No.9 向井 裕美(ムカイ ヒロミ)
所属機関 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
     森林昆虫研究領域 主任研究員

プロフィール
長崎県諫早市生まれ。博士(農学)。
自然豊かな田舎町で生まれ育ち、自然な流れで生き物に興味をもつようになりました。生き物のなかでも昆虫の情報処理や他生物とのコミュニケーション(情報のやりとり)に興味をもって研究を進め、現在は、昆虫の感覚特性を活かした環境に負荷の少ない防除技術の開発にも取り組んでいます。主な著書は、『生き物と音の事典』、『寄生バチと狩りバチの不思議な世界』、『音響学の展開』など(いずれも分担執筆)。

テーマ カメムシの知られざるコミュニケーションの世界

主な内容
 昆虫は、私たちヒトとは異なる彼ら独自の方法で他個体とコミュニケーションを行っています。カメムシにとってのコミュニケーションの手段は、物体を伝わる「振動」です。カメムシの仲間は、様々なパターンの振動を使い分けて、雄から雌、あるいは親から子へと情報を伝達して、過酷な自然環境を生き抜いてきました。振動は、一見とても地味な信号ですが、カメムシの仲間は植物などの物体に接する脚に特別な受容器官をもっていて、伝わる振動を聞き分けることができるのです。
 講演のなかでは、親が子の世話をする子育てツチカメムシや、宝石のように美しいキンカメムシの、振動を使ったユニークなコミュニケーションについて、映像を交えてお話します。嫌われ者のカメムシの、知られざるコミュニケーションの世界を覗いてみましょう。

No.10 三好 由華(ミヨシ ユカ)
所属機関 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
     木材加工・特性研究領域 研究員

プロフィール
1988年広島県福山市生まれ。実家は、突板(つきいた:丸太を薄くスライスして0.2mm~0.6mmほどの厚みのシート状にしたしたもの)を貼り加工する会社を営んでおり、子どもの頃から身近にある木材の廃材で遊んでいました。木材や森林に興味をもち、京都府立大学の森林科学科に入学し、同大学院で博士(農学)を取得した後、森林総合研究所に入所しました。 現在は、木材の成分を抜いたり、木材にさまざまな種類の液体や熱を与えたときの変形特性を調べています。植物であり材料である木の性質をさらに深く知ることを目標に研究に取り組んでいます。

テーマ 木で抜けない矢を作ってみよう

主な内容
 身の回りで使われている木材の特性について一緒に考えます。その後、水と熱をあたえた木材の特性を利用して、抜けない矢を参加者自身に作ってもらいます。 ※オンラインの場合は、実験の様子を撮影した動画や写真を使用して講義を行います。

No.11 安西 俊彦(アンザイ トシヒコ)
所属機関 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター
     熱帯・島嶼研究拠点 主任研究員

プロフィール
1986年岩手県生まれ。博士(農学)。
「海外の農業について実際に見てみたい」との一心で、大学院から海外を対象に農業に関する研究活動を行ってきました。現在の研究所に入所してからも、フィリピン・インド・ラオス・メキシコといった国で、農業の研究を行っています。

テーマ 畑が真っ白!雪ですか? いえ、塩なんです

主な内容
    乾燥・半乾燥地の塩害土壌、なぜ広がるのか、元に戻せるのか、私たちの取り組みを紹介します。

No.12 藍川 晋平(アイカワ シンペイ)

所属機関 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター
     生物資源・利用領域 研究員

プロフィール
   博士(理学)
   藻類の研究者
   藻の光合成、糖代謝、有用物質生産が専門
   藻をエネルギー生産や食料生産に役立てるために、池や温泉などから藻を捕まえ、
  研究している

テーマ 藻(も)ってな~に? 藻(そう)だったのか!

主な内容
 これまで意識していない「藻」に気づいてもらうことが講義の目的。地球環境、食糧、生活に関係する藻の重要性や有用性をスライドで紹介し、周辺の池や海の中の藻の顕微鏡観察を通して、藻を身近な存在として感じてもらいたい。

No.13 パパ サール サリオウ
所属機関 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター
     生産環境・畜産領域 研究員
プロフィール
 1977年にセネガルで生まれ、2006年に日本へ留学し、2010年に九州大学で博士号(農学)を取得しました。その後、2011年から京都大学で研究して、2016年から国際農林水産業研究センターで研究を行っています。
 私は農業研究に関心があり、特に、作物の養分吸収における土壌微生物の役割に強い興味があります。土壌微生物と植物の関係を解明し、作物生産と環境保護への効果を明らかにするのが、私の研究テーマです。現在、カメルーン、ブルキナファソ、マダガスカル、ガーナ、ドイツなど、様々な国の研究者と共同研究を行っています。土壌中の養分を植物に吸収され易くするために土壌微生物がどのように機能しているのかを理解することは、養分の少ない地域の農業生態系での農業生産を増やすための鍵であると私は信じています。

テーマ 微生物の力で地球に優しい農業を実現

主な内容
 土壌中や植物体内に存在する微生物は、作物の生育に重要な働きをもつことが分かっています。こうした微生物の働きを理解することで、環境負荷の少ない食料生産を実現するための研究について紹介します。

No.14 岡 直子(オカ ナオコ)
所属機関 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター
     農村開発領域 主任研究員
プロフィール
 人間の幸せって何だろう。新鮮でおいしい食べものがあること、他者と支えあい相互に必要とされること、自然の神秘に触れること、、、、、、などと考えながら、それら全てに関係する、農の恵と幸せのための人間の行動について研究しています。 農業用水は、多くの場合一人で得ることが難しく、集団での管理が求めらます。個人的利益と集団的利益が合致し、おいしい食料の生産と幸せが実現する農業用水管理を考えています。

テーマ SDGsと農業用水―アフリカの農村から

主な内容
 長い乾期に水の入手が困難になる地域では、ため池に水をためて灌漑に利用することは、大きな生産性向上につながります。しかし、そもそも水の少ない地域において、ため池の水は、すべて灌漑に使ってよいのでしょうか? 日本とは異なる環境のもと農村生活が展開されているガーナ北部における、ため池の水を稲や野菜の灌漑に利用する取組事例を題材に、持続的な開発について一緒に考えましょう。

No.15 姜 奉廷(カン ボンチョン)
所属機関 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター
     水産領域 主任研究員

プロフィール
 韓国・釜山生まれ。東義大學校(韓国)、同大学院で生物学を専攻後、岡山大学大学院理学部自然科学研究科で博士号(理学)取得。現在は、バナメイエビを用いて、エビ類の成熟制御メカニズムに関する基礎研究とともに成熟・産卵を促進するための新技術開発を行っている。

テーマ エビ養殖産業の現状と赤ちゃんエビについて

主な内容
 世界的に広く養殖されているバナメイエビを中心に、エビ養殖産業の現状と、産卵・ふ化から稚エビの形になるまでの過程を紹介する。

No.16 川合 秀明(カワイ ヒデアキ)
所属機関 気象庁気象研究所
     気象予報研究部 主任研究官

プロフィール
静岡県出身。博士(理学、京都大学)。気象庁数値予報課・気候情報課に在籍。
米国カリフォルニア大学海洋研究所、米国航空宇宙局(NASA)にて滞在研究。
現在、気象研究所に在籍。雲の研究をしています。地球温暖化の研究もしています。
教員免許(中学高校・理科)あり、専門学校非常勤講師経験あり、こどもの城ボランティア経験あり、など、たぶん話すのはそんなに下手じゃないと思います。 (^^)

テーマ しんきろうの話、雲の話 (小学生向け)
    雲の話、地球温暖化の話 (中学生向け)

主な内容
 不思議に見える蜃気楼の写真を見せたりしながら、蜃気楼がどういうものか説明します。身近な蜃気楼の一つである逃げ水について、観察のポイントなども示します。(こちらは特に小学生向け)後半は、研究所から撮影した雲の動画を見せたりしながら。雲がどうやってできたり消えたりするのか、そして雲のいろんな特徴について話します。 中学生の場合は、さらに、地球温暖化について触れ、温暖化における雲の重要性などについても話します。(雲と地球温暖化は関係ないことのように思うかもしれませんが、地球温暖化の予測には雲もとても重要です)

No.17 弘瀬 冬樹(ヒロセ フユキ)
所属機関 気象庁気象研究所
     地震津波研究部 主任研究官

プロフィール
1978年生まれ。愛媛県愛南町出身。
東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻(地震・噴火予知研究観測センター)。
2002年、気象庁に就職。2005年より気象研究所に在籍。
博士(理学)。
2016年度・2017年度日本地震学会論文賞受賞。
研究テーマは地震活動解析。

テーマ 古文書からわかる昔の大地震

主な内容
 地震計のない時代の地震については、昔の人の記録(古文書)が頼りです。しかし、古文書の解読は現代の我々にはとても難しいものです。古文書解読の一端に触れて、当時の地震の様子を垣間見てみましょう。

No.18 横畠 徳太(ヨコハタ トクタ)
所属機関 国立研究開発法人 国立環境研究所
     地球システム領域 主幹研究員
プロフィール
 スーパーコンピュータを利用して将来の地球環境と人間社会の変化を予測することが研究テーマ。将来の気候の変化、人間が利用できる水資源、農作物の生産量、食料生産のための農地の拡大などについてのシミュレーションを行う。また、気候変化による永久凍土(アラスカや北海道大雪山など)の融解、それによる地球環境の変化についての研究も行う。北海道大学で惑星気候学に関する研究で学位(博士)取得。その後、国立環境研究所、英国気象局、海洋研究開発機構などで、地球温暖化に関する研究を進める。

テーマ どう思う?なにができる?みんなで話そう、地球温暖化のほんとうのこと

主な内容
 地球温暖化って何?おこると何がこまる? これからどうしたらいい? 小学生や中学生にわかりやすく、クイズを交えてお伝えします。 おともだち、先生、そして地球温暖化の研究者と、いっしょにお話ししませんか?
※授業内容の一例
・地球温暖化ってなに?なにがこまるの?(解説)
・地球温暖化を止めるにはどうしたらいい?(解説)
・地球温暖化クイズ(地球温暖化を止めるために必要なことなどをクイズ形式で)
・グループで話し合ってみよう(グループワーク:少人数で話し合い。研究者や科学コミュニケータなどがサポートに入り、ファシリテータ役を務めて話し合いを進める。話し合いのテーマは「地球温暖化で何がこまると思いますか?」「地球温暖化を止めるにはどうしたらいいと思いますか?」:みなさんの考え、ご意見、思いを発表し、参加者が聞く時間を設ける)
・グループワークででた意見の発表、研究者の受け止め、質疑応答

No.19 広兼 克憲(ヒロカネ カツノリ)
所属機関 国立研究開発法人 国立環境研究所
     地球システム領域 研究調整主幹

プロフィール
1965年7月、東京都出身 56歳、都立武蔵高校、東京工業大学・大学院修了
1991年、環境庁入庁
1999年より国立環境研究所勤務、現在の所属は地球システム領域。 

テーマ データから見る地球温暖化

主な内容
 なぜ地球温暖化が起きていると言えるのか、信頼できる様々なデータを示してこれを解説することより、科学的な理解を深めます。

No.20 亀山 哲(カメヤマ サトシ)
所属機関 国立研究開発法人 国立環境研究所
     生物多様性領域 生態系機能評価研究室 主幹研究員
プロフィール
 1968年、香川県多度津町生まれ。森里海に育まれる生態系や人々の優しい気持ちを川で繋ぎ、その豊かさを次世代に託すことが研究の中心です。趣味は環境と調和した「自然農」。釣りや山登り、汗を流すスポーツは何歳になっても大好きです。朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」は、ヒロインの妹さんの研究が気になるので、ほぼ毎朝観ています(一緒に、協働研究出来ないかなぁ・・・)。
博士(農学:北海道大学) 京都大学特任教授(フィールド科学教育研究センター)

テーマ 海のための森、森のための海

主な内容
 森里海のつながりをテーマに、自然環境の保全(守ること)と再生(元に戻すこと)について解説します。森と海はお互いに水を通じて結びついていて、その中でも川の役割はとても重要です。そして、お互いの豊かな自然が作用しあい、その結果生まれた森や海の恵みのお陰で人間は生きていられるのです。しかしその大切なつながりを、普段私たちはどれくらい実感しているでしょう?。生活から少し離れた存在として見過していたり、時に忘れたりしていませんか?。この講義では流域を一つの単位とした空間(=流域圏)の研究事例を基に、出来る限り分かり易く説明いたします。

No.21 加地 浩成(カチ ヒロナリ)
所属機関 一般財団法人総合科学研究機構 総合科学研究センター
      特任研究員

プロフィール
(財)日本自動車研究所で自動車気ガス測定法の開発、環境影響、自動車のリサイクルの調査研究を行ってきました。学術博士。
退職後は、つくばエキスポセンターのボランティアインストラクター(15年)やつくば市理科支援員(2年)等で理科実験工作を行ってきました。

テーマ 牛乳パックをリサイクルして紙すきしおりを作り、草木染めで茜色に染めよう。

主な内容
 本講では大量生産、大量消費されている紙の歴史と関連したエピソードと併せて牛乳パックのリサイクルの現状を紹介します。また、実際に牛乳パックの紙すきでしおりを作るリサイクルをすることによって、SDGsの体験をします。
紙すきは次のように行います。
 (1)表面のビニールを取った牛乳パックを講師が準備します。
 (2)牛乳パックと水を混ぜてミキサーにかけます。
 (3)出来たパルプで紙すきをします。
 (4)すいた紙を風乾やホットプレートで乾かして、しおり大に切ります。
 (5)講師が準備した紙すきしおりを、アボガドの皮と種を用いた草木染めで茜色に染めます。
準備器材の都合上、参加者は概ね20名以下として頂くことを希望します。講座時間は1時間を希望しますが、必要があれば一授業時間(40~45分)で行うように構成します。

No.22 加地 浩成(カチ ヒロナリ)
所属機関 一般財団法人総合科学研究機構 総合科学研究センター
     特任研究員

プロフィール
(財)日本自動車研究所で自動車気ガス測定法の開発、環境影響、自動車のリサイクルの調査研究を行ってきました。学術博士。
退職後は、つくばエキスポセンターのボランティアインストラクター(15年)やつくば市理科支援員(2年)等で理科実験工作を行ってきました。

テーマ 使用済みカイロに含まれる鉄粉や活性炭と、使用済みのアルミ缶で電池を作る。(SDGsの体験)。

主な内容
 工作の手順
 1.使用済みのアルミ缶にキッチンペーパーを被せる。
 2.使用済みカイロの中身をアルミ缶に入れる。
 3.飽和食塩水をアルミ缶に注ぐ。
 4.アルミ缶の中央に備長炭を立てる。
 5.アルミ缶を陰極、備長炭を陽極にするとプロペラメーターが回る。
 電池の歴史、身近な材料を使った色々な電池を紹介します。
 準備器材の都合上、参加者は概ね20名以下として頂くことを希望します。講座時間は1時間を希望しますが、必要があれば一授業時間(40~45分)で行うように構成します。

No.23 鈴木 英一(スズキ エイイチ)
所属機関  一般財団法人総合科学研究機構 総合科学研究センター
      特任研究員
プロフィール
1972    東京大学大学院工学系研究科修士課程電子工学専攻修了
1972-2001 電子技術総合研究所電子デバイス部 主任研究員、ラボリーダー、工学博士
2001-2007 産業技術総合研究所(産総研)エレクトロニクス研究部門 副部門長、主幹研究員
2007-2014 産総研産学官連携推進本部、イノベーション推進本部
      イノベーションコーディネータ
2014-2017 科学技術振興機構ImPACTプログラム プログラムマネージャー補佐
2019-現在 つくばエキスポセンター ボランティアインストラクター
      総合科学研究機構総合科学研究センター 特任研究員

テーマ スマホはなにで動いているかーわかる半導体デバイスの基礎ー

主な内容
  ほぼ全ての情報機器のハードウエアを支えるLSIにつながる半導体デバイスの基礎について理解し、興味を持ってもらうことを狙いとする。 各項目の始めに、Questionを出して自分で考えてもらい、その後で、関連のわかりやすい説明を行う形式とする。小学生には、より平易な解説をする。中学生には、具体的な基本回路やメモリについても扱う。
1.電気を流すキャリア(電子)とその流れ方および材料
2.すぐれものの半導体(その代表のシリコン)
3.半導体を流れるキャリアのタイプとその流れ方
4.ダイオード(二端子素子)とトランジスタ(三端子素子)
5.最も多用されるMOSFET(金属-酸化膜-半導体電界効果トランジスタ)の優れた特徴
6.MOSFETインバータ回路から集積回路へ
ーーー以上までは小学生、以下は中学生に追加ーーー
7.具体的な論理回路
8.半導体メモリ
9.半導体デバイスの将来展望   ※詳しくはPDFでご覧ください

No.24_1 田部井 豊(タベイ ユタカ)
所属機関 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 企画戦略本部
     新技術対策課 課長
プロフィール
1985年4月 農林水産省入省,野菜試験場に配属
1992年4月 農業生物資源研究所へ異動
1995年3月 「バイオテクノロジーのウリ科植物の育種への利用」により
       筑波大学から学位(農学)を授与。
1997年4月 農林水産省・農林水産技術会議事務局・先端産業技術研究課 課長補佐
       遺伝子組換え体の環境に対する安全性評価を担当
2000年4月 農業生物資源研究所・生物工学部・細胞工学研究室 室長
2003年12月 農業生物資源研究所・企画調整部遺伝子組換え研究推進室長(併任)
2017年4月 農研機構生物機能利用研究部門遺伝子利用基盤研究領域 領域長
2019年4月 農研機構企画戦略本部新技術対策室 室長
2021年4月 農研機構企画戦略本部新技術対策課 課長

テーマ ・ウリ科植物の育種への遺伝子組換えや細胞融合などのバイオテクノロジーの利用
    ・葉緑体形質転換系の開発と有用物質生産系の確立
    ・遺伝子組換え生物の生物多様性への影響評価に関する研究
    ・先端技術のサイエンスコミュニケーション

主な内容
 ・ウリ科植物の育種へ、組織培養や細胞融合、遺伝子組換え技術を用いた高度耐病性素材の開発
 ・タバコ葉緑体形質転換系の効率化と殺虫性タンパク質(Cry43Aa1)の大量生産計画率による有用物質生産系の確立
 ・単子葉植物における葉緑体形質転換系の開発
 ・セイヨウナタネから在来から品への遺伝子浸透と遺伝子組換え生物の生物多様性への影響評価
 ・遺伝子組換え及びゲノム編集技術などバイオテクノロジーに関連する先端技術のサイエンスコミュニケーション

No.24_2 高原 学(タカハラ マナブ)
所属機関 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 企画戦略本部
     新技術対策課 ELSIチーム チーム長
プロフィール
1972年奈良県生まれ。
2001年、東京大学大学院・理学系研究科・生物科学専攻で博士(理学)を取得。大学院では葉緑体とミトコンドリアが「増える」しくみを研究。世界初の真核藻類のゲノム解読にも関わる。
2002年、農研機構に入り、牧草の遺伝子の研究を担当。研究所一般公開のDNA抽出実験コーナーでは子供達に実験の楽しさと研究の魅力を伝える。2012年ごろからゲノム編集の研究を開始。
2017年から2年間、農林水産省に出向し、アグリバイオ研究開発に関わる行政面の仕事を経験。バイオテクノロジーを省内外で分かりやすく解説する仕事も担当。
2019年、農研機構に戻り、ゲノム編集作物の研究を進めつつ、ゲノム編集などの先端技術や品種改良を分かりやすく伝える仕事を担当。ホームページの解説を企画し、広報誌などに記事を執筆する他、一般向け講演会や学校での講演も行う。
内閣府SIPでバイオのコミュニケーションを進める課題の代表。 著書に、「ゲノム編集食品 -農林水産分野への応用と持続的社会の実現-」(NTS、分担執筆)など。
つくば市在住、2児(小2・年中)の父。

テーマ 品種改良と遺伝子 ~美味しいおコメやトマトはどうやってできる?~

主な内容
 いま、お店にはたくさんのおコメや野菜が並んでいますが、これらは野生のものをそのまま食べているわけではありません。人類が長い年月をかけて、野生の植物から食べられそうなものを見つけ、少しずつ改良を重ねた結果、私達がいつも食べているおコメや野菜ができあがりました。これを「品種改良」といいます。その時、作物の特徴をきめる「遺伝子」がまず変わり、それによっていろいろな特徴を持つ作物が生まれ、その中から良いものを人間が選ぶ、というサイクルが何回となく繰り返されてきました。では、遺伝子とはどのようなもので、どのようにして変わるのでしょう? どのようなやり方で「品種」は作られるのでしょう? 現代ではどのような品種改良が進められているのでしょう? これらを通して、私達がいつも何気なく食べている作物の生い立ちを学び、未来を考えます。(※対象学年や学校の希望により内容は調整できます。)

No.24_3 中野 善公(ナカノ ヨシヒロ)
所属機関 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 企画戦略本部
     新技術対策課 上級研究員
プロフィール
     博士(農学・京都大学)
     2006-近畿中国四国農業研究センター
     2012-花き研究所
     2021-新技術対策課ELSIチーム

テーマ キク等 園芸植物の安定生産・開花調節
    組換え作物・ゲノム編集作物のルール

主な内容
    植物の開花における光・温度など環境の影響
    開花における植物体内での情報伝達
    植物の開花特性・品種特性を活用した栽培技術
    組換え作物・ゲノム編集作物のルールと国民理解

No.24_4 赤間 剛(アカマ タケシ)
所属機関 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 企画戦略本部
     新技術対策課 主任研究員
プロフィール
2007年 国立感染症研究所 ハンセン病研究センター
2013年 ミシガン大学 糖尿病・代謝内科/Biointerfaces
2018年 横浜市立大学 生命ナノシステム科学研究科
2019年 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

身体の中のエネルギーの循環と消費の仕組みを研究対象としています。現在の部署では科学技術が実用化されるために消費者にとって必要なことを伝える取り組みをしています。

テーマ 品種改良とバイオテクノロジー

主な内容
    品種改良とそこに使われるゲノム編集技術などのバイオテクノロジーの紹介。

No.24_5 赤羽 幾子(アカハネ イクコ)
所属機関 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 企画戦略本部
     新技術対策課 主任研究員
プロフィール
 
専門分野は、土壌学、土壌化学、土壌肥料学です。農研機構においては、ヒ素やカドミウムなどの有害化学物質の土壌-植物系における動態解明や農耕地におけるリスク低減技術の開発を行ってきました。2021年からは、ゲノム編集や遺伝子組み換え作物に対する国民理解の醸成に関わる課題に取り組んでいます。その他にも所属する学会では、土壌教育に関する活動・研究も行っており、私たちの生活を支える土をどのように教えるか、学ぶかについて様々な検討をしています。

テーマ 植物や野菜のDNA抽出実験

主な内容
 植物や野菜からDNAを抽出することで、私たちが口にする食べ物にもDNAが含まれることを実感することを目的とした実験を行う。実験を行うにあたり、DNAに関する講義を行う。具体的には、DNAの基礎的な話からゲノム編集等を活用した農作物の育種技術といった応用について解説する。最終的には、私たちの未来の食、持続的な食について考え、参加者と研究者が意見交換する機会としたい。

No.25 高田 明子(タカダ アキコ)
所属機関
 
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 基盤技術研究本部
 遺伝資源研究センター・植物資源ユニット ユニット長
プロフィール
 
ジャガイモ・サツマイモの育種が専門で、品質や病虫害抵抗性に優れたジャガイモ・サツマイモ品種の育成、品質に関する研究を行ってきました。現在は、ハトムギやゴマを手掛けつつ、遺伝資源の活用推進を担っています。 茨城県はジャガイモの収穫量は全国第4位、サツマイモは第2位です。小中学生の皆さんに、もっと「おいも」の魅力を伝えたいと思います。よろしくお願いします。
※参考
http://www.naro.affrc.go.jp/diversity/narorin/blog/nics/049182.html

テーマ サツマイモまたはジャガイモの品種改良について

主な内容
 遺伝資源、品種改良の方法と品種の特徴を中心に、栽培・利用の状況、サツマイモの甘さやジャガイモのソラニンの話など、学年に応じて対応します。【対象学年】小学校低学年から成人まで対象

No.26 野口 真己(ノグチ マサキ)
所属機関
 
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 基盤技術研究本部
 研究推進室 渉外チーム チーム長

プロフィール
 
果物の加工が専門です。国産果実の生産と消費の拡大に貢献できるよう、「おいしく、食べやすく」果物を消費者に提供する加工技術の研究をしていました。
※参考(https://researchmap.jp/0418

テーマ 果物・野菜の皮むき加工いろいろ

主な内容
 カットフルーツ・カット野菜や缶詰・瓶詰といった身近な果物・野菜の加工品で使われている皮むき方法を紹介します。加工機材を用いて、カンキツ果実の加工実演をすることもできます。

No.27・28・29 山本 和貴(ヤマモト カズタカ)
所属機関
 
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門
 食品加工グループ長補佐

プロフィール
 
食品加工に関する技術開発に、様々な視点から取り組んでいます。企業の皆様が困ったときに相談に来て頂けるような信頼される研究者を目指しております。また、科学技術に関連して世の中に広まっている誤解、間違いを少しでも減らしたいので、大学、研修等の講師もお引き受けするようにしています。これにより、家庭科教員研修(文部科学省事業)で食品安全性の講義をお引き受けしたことをきっかけに、大学の先生から出版社に申し入れて頂き、家庭科の教科書にあった食品添加物の説明を改訂して頂きました。

テーマ 
 ・食品高圧加工(日本が開発した新技術が世界で広がっています!)
 ・食品安全性(食中毒を防止しましょう!食品添加物・農薬への誤解を解消しましょう!)
 ・食品微生物学(食中毒の原因について理解を深めましょう!)
 ・澱粉科学/糖質科学(植物が作る澱粉について学んでみましょう!)

主な内容
 
食品高圧加工では、6千気圧で加工した食品として、ジュース、肉加工品等が世界で実用化していますので、更に技術を普及させるための技術開発に取り組んでいます。食品安全性に関しては、特に食品高圧加工による殺菌効果を調べていますが、「死んでいないけど怪我をした状態」の損傷菌を制御するための技術開発に取り組んでいます。食品安全性に関しては、食品添加物・農薬への誤解が多いので、皆様の誤解をなくすような講義を心掛けています。また、研究者として長年取り組んでいるのが、澱粉(でんぷん)の研究です。澱粉は水と熱すると糊(のり)になりますが、高圧力だけでも糊になります。様々な澱粉の特性を解明したり、圧力の影響を調べたりしています。澱粉以外の糖質への圧力の影響も調べています。

No.30 石田 翔太(イシダ ショウタ)
所属機関
 
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 畜産研究部門
 食肉用家畜研究領域 食肉品質グループ 研究員

プロフィール
 
2020年に植物の研究で修士(農学)を取得後、現職の研究員になりました。現職では、食肉、乳製品といった畜産物の味や香りの分析に携わり、「おいしさ」を科学しています。

テーマ お肉を評価してみよう!

主な内容
 おいしさの分析にはヒトが食物の味や匂いを評価する「官能評価」が欠かせません。調理したお肉の匂いを実際に嗅いで頂きながら、官能評価とはどのような実験なのかをご説明します。

No.31 花房 泰子(ハナフサ ヤスコ)
所属機関
 
 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
  人獣共通感染症研究領域 腸管病原菌グループ 上級研究員

プロフィール
 
「ミツバチからパンダまで」  動物の真菌症について研究している獣医師です。
 獣医師は人間以外の全ての動物の病気を扱います。ミツバチやパンダも獣医師 の診療対象です。そして、私が研究している真菌症とは、カビ=真菌が原因で起 こる病気です。 真菌症と戦うため、「カビとは、どういうモノなのか?」 「カビは悪いモノな のか?」「役に立つカビはいないのか?」「どうすれば、カビによる病気が起こらなくなるのか?」「人の水虫は動物にはうつらない?」などについて毎日考え ています。

テーマ カビはいいモノ? わるいモノ?

主な内容
 身近な微生物でありながらも、病原体でもある「カビ(真菌)」について、講義と観察、時に実験を通じて理解を深めて頂きます。

No.32 山根 逸郎(ヤマネ イツロウ)
所属機関
 
 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
  疾病対策部病性鑑定室 疫学情報専門役
プロフィール
 
1987年帯広畜産大学畜産学部獣医学科修了 獣医師免許取得。
 1989年12月カリフォルニア大学デイヴィス校獣医疫学修士課程修了。
 1993年3月カリフォルニア大学デイヴィス校 疫学博士課程終了。
 1993年から現在に至るまで、農研機構で研究職として勤務。
 データを元に疾病の調査を行う疫学と統計学が専門。近年は養豚場等から得られるデータを用いた分析を主たる業務としている。疫学者、統計学者、データサイエンティスト、畜産全般の知識あり。獣医学、畜産学に関わる話題を面白くお伝えすることが出来ます!

テーマ  豚ってどんな生き物?  ~何食べているの?どうやって肉になるの?~

主な内容
 毎日のように食べている豚肉って、どのように生産されているのでしょう?日本には4000戸ぐらいの養豚農家があり、そこではトウモロコシや大豆や魚粉などを食べて育っている豚が900万頭ぐらい飼育されています。豚も人間と同じように病気になり、養豚専門の獣医さんがいます。養豚場には数千頭の豚がいますので、豚を病院に連れてくることは難しく、獣医さんが農場を訪問して診療を行います。日本人は一年間に豚肉を平均12kg食べています。これは150gのトンカツだと、1人1年間に80個食べていることになります。豚肉はトンカツ、ラーメンのチャーシュー、ハムソーセージ、ベーコン、その他多くの料理に使われています。また豚は肉だけではなく、皮を使ってランドセルやカバンにもなり、糞は堆肥として利用されます。また豚の胎盤の一部は化粧品として使われますし、ミニブタという愛玩動物として可愛がられることもあります。このように豚に関わるお話を、面白おかしく、30分ぐらいお伝えし、子供さんの質問に答えたいと思います。小学校高学年が適正の年齢かと思います。

No.33 米丸 淳一(ヨネマル ジュンイチ)
所属機関
 
 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究部門
  育種ビッグデータ整備利用グループ 兼 農業情報研究センター
  インキュベーションラボ グループ長兼ラボ長
プロフィール
 
生き物にとって食べ物はとても重要なものです。食べ物を安定的に得るための農業に関する仕事をめざして農業研究者となりました。特に、美味しくたくさん取れる品種を新たに作ることができる育種に興味を持ちました。大学から30年以上、育種に関する研究を続けていますが、分からないことや知りたいことがまだまだたくさんあります。

テーマ  作物と環境を創(つく)る

主な内容
 みなさんは暑いときや寒いときはどうしますか?エアコンかけてかき氷食べたり、こたつに入っておしるこ食べたりしますね。しかし、動けない植物は暑さや寒さに耐えるしかありません。近年問題になっている地球温暖化は人間の食べものとなる植物である作物の生育にも大きく影響します。そこで、どんな環境でもしっかりと耐えて育つ作物を作るために、新たな品種を創るための育種と同時にそれを評価するための環境を創る研究を行っています。今回、育種と人工気象器に関わる最先端の研究についてご紹介します。

No.34 竹内 善信(タケウチ ヨシノブ)
所属機関
 
 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究部門
  スマート育種基盤研究領域 オーダーメイド育種基盤グループ グループ長

プロフィール
 
水稲の品種育成と食味についての研究を行っています。国民の食生活の変化にともない品種に求める消費者のニーズは多様化しています。民間企業等との共同でたくさん獲れおいしい品種や冷凍米飯に適する品種など様々なニーズに即応できる品種育成を目指しています。

テーマ お米についてのお話し

主な内容
    いつも食べているお米について、世界のお米と品種作りについて紹介します

No.37 飯塚 哲也(イイヅカ テツヤ)
所属機関
 
 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門
  絹糸昆虫高度利用研究領域 カイコ基盤技術開発グループ グループ長補佐

プロフィール
 
カイコの遺伝・育種の研究をしている。遺伝子組換え技術を利用した機能性繊維の開発の他、遺伝資源を利用した特徴のあるカイコ品種の育成を行っている。また、遺伝子組換えカイコによる医薬品の開発を目指して、スマート養蚕システムの開発に取り組んでいる。

テーマ カイコについて

主な内容
    カイコの習性・飼育の仕方、遺伝子組換えカイコの利用について (カイコの飼育についてはオンライン不可)

No.38 酒井 弘貴(サカイ ヒロキ)
所属機関
 
 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門
  絹糸昆虫高度利用研究領域 カイコ基盤技術開発グループ 研究員

プロフィール
 
1988年兵庫県相生市生まれ。2012年 東京農工大学生物生産学科卒業。2017年 東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻博士後期課程修了。博士過程ではカイコの性決定に関する研究を行なった。その後、3年間 基礎生物学研究所にて、日本学術振興会特別研究員として、カイコが形成する特徴的な精子である『無核精子』の研究を行なった。現職では、カイコ基盤技術開発グループにおいて、遺伝子組換えカイコの利用に関する基盤技術の開発を行なっている。大学の学部生から10年間カイコを用いて研究を行なっている。

テーマ  カイコってどんな昆虫?

主な内容
    ・カイコについてパワーポイントを用いた講演
    ・糸繰り体験(要相談)

No.39 秦 珠子(ハタ タマコ)
所属機関
 
 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門
  絹糸昆虫高度利用研究領域 新素材開発グループ 上級研究員
プロフィール
 
今のガラスはパイレックスが多いから、「ガラスコップに熱湯を注いだら割れてしまった」という経験は少ないかもしれない。私は小学校1年生の時に、そんな経験をしてとても興奮した。コップを割って親には怒られたかもしれないが、あまり記憶にない。他のことで怒られることが多かったから、その一件は埋没したのかもしれない。あるいは見つからないように片付けたかもしれない。とにかく楽しかった。小学校3年生の工作の時間に発泡スチロールをセメダインでくっつけようとして、発泡スチロールが溶けてしまったことがある。この発泡スチロールは、忘れ物が多かった私に同級生がくれたものだった。そんな善意で他人がくれた物がなくなって(形を成さなくなって)、結果的に工作ができなくなったのだから、困ったはずなのだけれど、私には困った記憶はない。見たこともない現象を見てむしろとても楽しかった。そのあたりから、材料物性や界面化学に興味を持ち始めたのだろうと思う。大学では高分子材料化学の研究室に属し、粘着剤の界面特性の研究をした。社会人になってからは、道端で拾った火山岩中の結晶の形成が異種岩石界面で不定形であることなど、自分の研究と全く関係ないことなのだが、楽しく観察している。界面化学に関係することは世の中に沢山ある。界面化学を勉強したら多分一生飽きないと思うよ。

テーマ  カイコの糸ができる仕組み

主な内容
     カイコの絹糸腺を用いて、テグスを作る。
     絹糸腺(水溶液)から絹(固体)をつくる体験学習 (オンライン不可)

No.40 今泉(安楽) 温子(イマイズミ(アンラク)  ハルコ)
所属機関
 
 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門
  作物生長機構研究領域 作物環境適応機構グループ グループ長
プロフィール
 
はじめまして。つくば市にある農研機構 生物機能利用研究部門で、植物の根に共生して、植物の生長を助ける「共生菌」の研究をしている今泉(安楽)温子です。植物の根は、土の中に住んでいる様々な小さな生き物たちの中から、自分の生長を助けてくれる「共生菌」だけを根の中に住まわせることができます。植物の根の中に住むことで、「共生菌」はどのように植物の生長を助けているのでしょうか?植物と共生菌の間で成り立つ「植物共生」の魅力をお伝えしたいと思います。
 さらに、温室効果ガスを減らす能力をもつ「共生菌」の研究により、現在問題となっている地球温暖化を防ごうとする研究についてもご紹介します。

テーマ  植物と微生物の助けあい~「植物共生」ってなんだろう?
     根っこの中に住んでいる「共生菌」の観察から「植物共生」のパワーを感じてみよう!

主な内容
 「植物の根ではたらく小さな微生物が、地球温暖化を防ぐ!」 「植物共生」は、植物の根で起こっています。代表的な「植物共生」として「根粒菌」が共生することで、空気中の窒素を栄養として取り込むことができる「根粒共生」が知られています。植物は、単独では空気中の窒素を栄養として利用することはできず、根粒菌と共生することで、窒素を十分に含まない土でも元気に育つことができるようになります。この「根粒共生」のパワーを、実際に根粒を観察してもらいながら紹介したいと思います。
 地球温暖化を引き起こす温室効果ガスとして二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)が知られています。このうちN2Oは農耕地から多く放出されています。近年の研究から、このN2Oを無害化できる根粒菌の存在が明らかになりました。『この根粒菌とダイズを共生させれば、空気中の窒素を栄養としてダイズは元気に育ち、さらに、農耕地から放出されるN2Oを減らすことができるのではないか?』という研究を、SDGsの視点から紹介したいと思います。

No.41 岩崎 亘典(イワサキ ノブスケ)
所属機関
 
 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境研究部門
  グループ長

プロフィール
 
2002年東京工業大学大学院卒、同年農業環境技術研究所入所。
 2021年より現職。
 地図や、ドローン、GNSS(GPS)などの、位置情報を用いた研究を行っています。

テーマ  インターネットで昔の農村を見てみよう

主な内容
 インターネットで公開中の歴史的農業環境閲覧システムをつかって,過去から現在までの農村周辺の環境の変化を見てみます。また、そのほかにも、過去の環境を知るために有効な各種の地図サービスをご紹介します。

No.42 三島 慎一郎(ミシマ シンイチロウ)
所属機関
 
 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 
  土壌環境管理研究領域 上級研究員
プロフィール
~1996年 広島大学と同大学院で森林生態系における物質循環の研究
1996年~ 農林水産省・農業環境技術研究所採用
     人と農業を対象にした物質循環を研究開始、職場は様々な名前となり
     体制も変わりつつ、しかし研究はそのままに現在に至る
2004年   広島大学大学院・生物圏科学研究科・環境計画科学専攻 博士号取得
※趣味 元ラジオ少年~廚二病劇作家~星のお兄さん~日食ハンター(←今ココ)
    マイコンやPCで簡単なフィジカルコンピューティングもしています

テーマ  食べて、つなげて、回す

主な内容
  土に種を植えて、育て、収穫し、様々な経路を経て得られる食べて私たちは生きています。その量、およそ年10トン。これだけの食べ物を得るために、どんなことをしてきて、これからどんなことをしていく必要があるでしょうか?
 食べ物を育て、収穫するだけなら様々な肥料を土に与えるだけで済むかもしれません。実際、こうして私たちは食べ物を得てきました。ところがそのために必要な肥料はどこからやってきてどこへ行くのか、その中で土はどのように扱われてきて来たか、を考えると、これまでとは違った考えをしなければならないかもしれません。
 この授業では、育てて食べること、排泄すること、その先にあるものは何かを肥料の流れとしてとらえ、循環させる事の意味・重要性をお話しします。